平成23年9月21日、フジテレビのスーパーニュースで報道していただいた件で10月23日、一条工務店で家を新築された方がネット上でブログを公開していました。
興味深く拝見しました。またいろんな方々からのコメントも拝見しました。
その中で大半の方々がニュース報道に対する強い不信感、そして嫌悪感を持っていたようですが・・・
たしかに一条工務店で家を建てて快適に生活する方々にとって、この報道はおもしろくないものだと思います。
もし私達も逆の立場でしたらこの方々と同じ思いを持つことでしょう。
私達はすべての一条工務店を批判しているのではありません。この事例は本当にまれであり、だからこそ疑問が残り真実が知りたいのです。
そしてこの報道は「嘘」ではなく「真実」です。
猛暑の中、汗だくで取材して頂きありがとうございました。
「地盤は自分で調べるしかないかも・・・」を書いてくださった方には失礼かと思ったのですが、この中には事実と違う事がかいてあります。
まず航空写真の件ですが、1975年の写真を載せていますが、この写真は「あさひ台団地」であり私達の住んでいた「南福島ニュータウン」ではありません。
この写真の上部桑畑や山々になっているのが後に造成される「南福島ニュータウン」です。
昭和50年頃にはすでに「あさひ台団地」が完成されてました。その後昭和62年に「南福島ニュータウン」の造成が始まり平成7年頃完成したようです。
造成時期と造成会社が同じでしたらこの方の説はあてはまると思いますが、「あさひ台団地」と「南福島ニュータウン」とは全く異なる時期に造成された団地です。
また「あさひ台団地」の崩落は下水道管が破裂して水が流れでて被害が甚大になったと言われています。
しかしこの航空写真はとても良いヒントとなりました。ありがとうございます。
またお隣のお家の方ですが、この方は家を新築する際にハウスメーカーさんより「西が弱い」ときちんと説明受けています。「西が弱い」と説明を受けてての被害でしたので、自分達は納得しているとおっしゃていました。私達が家を建てる15年も前の事です。もし、私達も「西が弱い」ですよと説明されていたらこの場所には家を建てなかったでしょう。しかし私達が説明されたのは「安齋さんの家が一番地盤が強い」との事でした。そしてこの方は一条工務店だけと裁判していると勘違いされていますが、私達は造成した会社「福田組」両者と裁判しています。
私達は地盤にも問題があったと思います。
やはりこの土地はブログを書いてくださった方のように買ってはいけない土地でこの土地に家を建ててはいけなかったのだと思います。
でも一般素人がそこまでの知識があるのでしょうか。
その為にプロの方が地盤調査をするのではないでしょうか。
両者とも大きな会社です。一条工務店はまして自社で地盤調査課という部署をもっていて、そのプロが判断したのなら普通は信用するのではないでしょうか。
ましてホームページ上で「本当は怖い地盤の実態、地盤調査の重要性」題してmovieで流しています。
その中に「造成地の危険性」というのがありますので皆さんも一度視聴してみてはいかがでしょうか。
最近思います。
地盤はやっぱり自分で調べるしかないのかも・・・と。この点ではブログを書いた方と意見は一致します。
そして地盤は最低2社、家を建てる工務店やハウスメーカーと直接つながりのない第三者の業者に調査してもらうのが一番良い方法ではないでしょうか。東日本大震災より日本各地本当に地震が多くなっています。
もうあんな体験はしたくありませんが、何時くるかわからない地震に備えて私達が出来る事はなんなのでしょうか。きちんと今住んでいる家の耐震性や土地の強度を調べて弱い所は直し、耐震性を上げる事により減災にはなると思います。
二度と私達みたいな事が起こらないように願います。
もうあの日から二年という月日が経ちますが私達は平成23年3月11日より時が止まったままです。
精神的、体力的、経済的にもこんなに辛い事はないです。
あの日震災の日、我が家はとても痛かったろうなと思います。
守ってあげられなくてごめんね、、、と、思います。
また、フジテレビの報道関係の方々に真実を伝えていただき、心より感謝しています。
暑い中の取材でした。
皆さん汗だくになって取材して頂きました。
この場を借りてあつく御礼申し上げます。
ありがとうございました。